代表挨拶
膜を透して世界をつくる。
太陽の新しい100年。
私たち太陽工業は、1922年、能村テント商会として創業し、その後、戦後の焼け野原の中、ミシン一台ハサミ一丁から再スタートを切りました。創業以来、「少しでも社会の役に立ちたい、一人でも多くの人に感動を届けたい」という思いのもと、「膜」素材の特長を活かしたユニークな製品を世に送り出してきました。
「膜」の可能性をだれよりも信じ、「膜」がつくる新しい空間・環境に挑戦し続けた「膜屋」の100年。今や、私たち太陽工業は、社会の安心・安全を支え、人々の豊かな生活に幅広い領域で貢献できる企業に成長しました。
しかし、世界はいま、これまでに経験したことのない幾多の深刻な課題に直面しています。地球温暖化を食い止め、一刻も早く脱炭素社会を実現すること。そのための新しいエネルギー資源を開発すること。世界各地で起こる大規模な自然災害や新たな感染症から命を守ること。そして何よりも、紛争のない平和な毎日を創造すること。
いまこそ、太陽工業は、これら一つひとつの課題にしっかりと向き合い、しなやかな発想と大胆な行動力で、膜技術の真価を問いたい。社会に蔓延する閉塞感や不安感を打ち破り、膜のように柔らかく温かさに包まれた社会を切り拓いていきたい。心からそう思います。
成長の先に世界を捉えるのではなく、世界の未来に私たちができることを考える。それこそが、これまでの100年を支えてくださった全ての皆様へのご恩返しになる。その思いを胸に、太陽工業は動きます。次の100年へ、グループの力を結集し、世界を変える膜の新しい技術に挑戦してまいります。ご期待ください。
太陽工業株式会社
代表取締役社長
能村 祐己