環境

LCCO2排出量の削減

膜構造建築物は在来の工法にくらべ、[建設 ~ 運用 ~ 解体]の全てにおいて大幅にLCCO2排出量削減が可能で、サステナビリティに貢献します。特にテント屋根の太陽光透過による室内照明の削減は、ランニングコストの低減も図れます。
また、躯体が軽いため、大きな開口部を取りやすく、昼間は照明が不要で消費電力を節約できます。

ヒートアイランドを抑制

白色の膜屋根は日射反射率が高く、熱を蓄えにくい建材です。
夏場の駅プラットフォームにて屋根材別の体感温度を測定した結果、金属、スレートの屋根材と比較して、膜屋根は金属屋根に比べ1.5℃、スレート屋根に比べ3.5℃体感温度が低いことが確認されました。さらに、最大照度は金属屋根、スレート屋根に比べはるかに明るい16,000lxあり、膜屋根は明るく涼しい環境を提供します。

膜屋根

気温:35℃/屋根裏面温度:40℃
平均放射温度{MRT}:37℃/体感温度{作用温度OT}:36℃
最大照度:16,000lx

金属屋根

気温:35℃/屋根裏面温度:40℃
平均放射温度{MRT}:37℃/体感温度{作用温度OT}:36℃
最大照度:16,000lx

スレート屋根

気温:37℃/屋根裏面温度:55℃
平均放射温度{MRT}:42℃/体感温度{作用温度OT}:39.5℃
最大照度:2,400lx

光触媒テント

当社では、膜構造建造物に光触媒テントを使用しており、汚れても、太陽光と雨の力で自浄する「セルフクリーニング機能」があります。
さらに高い透光率を確保し、室内の温度上昇を抑えることができ空間内を快適にします。その結果、空調効率が高くなり、ランニングコストの低減、省エネや環境問題にも貢献します。また、同時に有害な紫外線 を約98%以上カットし、高温による品質劣化や紫外線による色調劣化を抑制します。また排気ガスなどに含まれ大気汚染の原因となる窒素酸化物(NOx)による環境負荷が懸念されている中で、光触媒テントは窒素酸化物(NOx)を除去して、空気を浄化する力を持つことで注目を集めています。

汚濁防止膜 シルトプロテクター

港湾工事を始め、水域工事において拡散するヘドロやシルトの汚濁水は環境保全の大きな障害です。その汚濁流出を防止する為に開発された汚濁防止膜「シルトプロテクター」は環境保護に寄与し、有害物質の流入を抑制、水質を維持。これにより生態系と沿岸地域が保護されます。また、シルトプロテクターは静穏な海域から、波の荒い海域まで幅広い設置条件に対応可能なため、多くの実績があります。

フレキシブルコンテナバッグ

フレキシブルコンテナバッグは軽量で再利用可能、効率的な輸送ができます。そのため輸送に係るエネルギー消費が低減し、廃棄物を減らすことが可能です。再生可能素材の使用と商品保護により、資源の効果的な利用と廃棄物削減に寄与する環境に優しい物流ソリューションです。