高機能フッ素樹脂
ETFEフィルム
高機能フッ素樹脂ETFEフィルムの特長
耐震性
ETFEフィルム(250μm)の重さは約440g/m2。従来の膜構造建築物と同様に、建築躯体への負荷を軽減して大幅に耐震性を向上させることができます。また、変形追従性に優れ、ガラスのように割れて破片が飛び散ることもなく、内部空間が安全になります。
耐久性
ETFEフィルム膜材は長期的にその強度を保持することができます。暴露試験の結果を見ると、他の透明素材は引張強度が短期間で低下していますが、ETFEフィルム膜材はその強度を長期にわたって保持していることがわかります。
透明性
500NJ(透明タイプ・500μm)は可視光透過率88%です。
断熱性
ETFE透明フィルムを2層(または3層)にし、空気を閉じ込めることで断熱性能を向上することができます。その効果は、複層ガラスと同等のものになります。また、着色や印刷をすることで遮熱性を向上することもできます。
高機能フッ素樹脂ETFE
フィルム導入のメリット
安全に光りを取り入れ、省エネを加速
通路に安定的に昼光を取り入れることで照明の消費電力を削減します。
透過率が高く、フレーム化により透過面積を最大化できるとともに、軽量(約0.5kg/㎡)かつ柔軟な特性は地震による破損・落下の危険性が低いため、駅通路に採用されています。
透き通る屋根で空港らしさも演出
駐車場・降車専用レーン利用者が雨の日でも快適にターミナルビルを往来できるように設置しました。
屋根越しに空が見えるように、軽量かつ高い耐久性と透過性を備えた横断歩道ルーフです。
太陽光を取り入れ、植物を室内で育てる
右の写真は室内で藻類を培養する施設です。ETFEの高い透光性により、藻の光合成に必要な太陽光を十分に取り入れることができ、成長を促すことができます。