太陽工業コラム

作業負担低減で人手不足解消!? 「V-MAX」導入で見えてきた、フレコンバッグ充填の課題解決

輸送中の転倒の可能性や人手不足による作業負担など、フレコンバッグの充填作業にはさまざまな課題があります。化学品やセメントを取り扱い、太陽工業の「V-MAX」を導入するとある総合化学メーカーも、フレコンバッグに関する課題に頭を悩ませていた企業の一つです。今回はその企業の製造担当者様に、太陽工業の「V-MAX」を導入した経緯や、作業負担低減の取り組みについて伺いました。

太陽工業の第一印象は「テントメーカー」。今は「フレコンと言えば太陽工業」

Q. 太陽工業製のフレコンバッグを検討したきっかけを教えてください。

A. 最初は他社さんのワンウェイフレコンバッグを使っていました。うちの事業所では毎月定量的な製品を海外のお客様に出荷しているのですが、あるとき「フレコンバッグが転倒することがあるから安定性を改善してほしい」という声を受けたんです。そこで、お客様のニーズに応えられるメーカーを探していました。そんなとき、太陽工業さんが製造する「V-MAX」の存在を知りました。こうした、いわゆる「隔壁フレコン」を使用すれば中国をはじめとした海外に輸送し現地で積み上げた際も、形状を保持できると思ったんです。

Q.当初、太陽工業にはどんな印象を抱いていましたか?

A.正直、「テントメーカー」のイメージが強かったですね(笑)。最近だと、2020年のドバイ国際博覧会で、膜のスクリーンを使用して屋根を作っていましたよね。その様子をテレビで見ていたので、「シートに関して高い技術のある」メーカーさんだと認識していました。実際当社でも何棟かテント倉庫を建ててもらった実績もありますし。でも、「V-MAX」を導入してからは「フレコンと言えば太陽工業さん」というイメージです。

Q. フレコンバッグ導入後、太陽工業のイメージは変わりましたか?

A. 最初は「テントメーカー」という印象しかありませんでしたが、フレコンバッグの提案に関しても常に丁寧なアプローチをしていただきました。「V-MAX」に関しては導入が確立されるまで2年弱かかったので、この間親身に相談に乗ってくれたのは非常に嬉しかったですね。実際に「V-MAX」を導入したあとは、フレコンバッグについて安心して相談・依頼ができる信頼関係を築けていると思っています。

Q. ありがとうございます。これまで他社さんのフレコンバッグも使用されていたとのことですが、その際「ここを改善してほしい」と思った点はありますか?

A. 使用するパレットがメーカー指定の特殊なタイプだったので、強度も弱く荷姿も安定しませんでした。荷姿を安定させるために自分達で工夫をしたり、シュリンクを巻くフレンコンバッグを選定したりと、手間も時間もかかったんです。一方で太陽工業さんのフレコンバッグに変更してからは、荷姿が統一され、手間も少なくなったことで、フレコンバッグの積み荷が非常に楽になりました。

太陽工業の福井工場ではフレコンバッグの強度試験も可能。実際のテストでは改善にも活かせる

Q. 太陽工業製のフレコンバッグ導入を進める中で、当社に相談して良かった点はありますか? 採用したメリットについても教えてください。

A. フレコンバッグの使用にあたり、「排出する際にペレットが若干残る」という声があったので、もう少し開口性が良くならないか、排出部分の形状が良くならないかを相談した際、非常に親身にアドバイスしていただきました。さらに何点かサンプルを作ってもらい、福井の工場で排出テストも行ってもらいました。実際にテストすることで、残ペレ問題を理解でき、改善パターンに活かせたと思います。

実際にフレコンバッグを導入する際は、使う数量が多い点や海外からの購入という点で安定供給の点は懸念していました。しかし、太陽工業さんが早め早めの対応で枚数を確保してくれるので、大変満足しています。

Q. ありがとうございます。次に、場内作業における現状の課題と御社の取り組みについて教えてください。

A. まず場内作業の課題についてですが、一番の懸念は当社にあるフレコンバッグの充填設備です。設置から40数年が経っていて「そろそろ寿命かな」という問題があり、今後予算が取れれば1人か2人で包装できる設備の設置を目指していきたいですね。海外では、ロボットがフレコンバッグを充填機にセットし、計量・排出まで行える仕組みが出てきているそうです。私達日本のメーカーもいずれそうなるのが理想なのかなと思います。

その他の取り組みとしては、作業環境の“快適さ”を大事にしています。特に夏は非常に暑いうえ、風が抜けず屋根からの照り返しもあるので環境整備は重要です。扇風機や冷風機、スポットクーラーなどを活用して、少しでも働きやすい環境を整えています。

人手不足や作業負荷低減のため、太陽工業と新しい時代の仕組み作りを進めたい

Q. 最後の質問ですが、「こんな未来になったらいいな」という意見があったら、教えてください。また、その中で太陽工業にはどんなことを期待しますか?

A. 先ほども少し触れましたが、今一番の問題は「人材不足」だと思います。担い手を増やすためにも、作業の効率化が望めるフレコンバッグの導入が進めばな、と。 また、自動補填の仕組みも考えないといけないかなと感じております。地方に人が集まりにくいうえ、外国からの働き手も得られにくくなっている今、5年10年後を見据えた改革・人材確保が必要なのではないでしょうか。

さっきお話ししたように、自動化に向けての取り組みには高い関心があるので、太陽工業さんと一緒に新しい時代の仕組み作りも一緒にやっていきたいですね。

 

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