太陽工業コラム
温度管理レベルに応じた使い易い血液輸送バッグとは
2017.09.25
輸血用バッグの持運び・輸送に重要な温度管理が出来る血液輸送バッグ。バッグを選ぶうえで肝心なことは「適正な温度で運べるかどうか」です。
しかし、患者の増加で多忙な看護師や医師の皆様にとっては「もっと使い勝手のいい血液輸送バッグが欲しい」ということが本音だと思います。
そしてあなたが気になるところは、温度管理を維持しながら「どこまで使い勝手を高められるか」でしょう。
インターネットを閲覧すれば保冷性能やサイズ、価格が書かれている血液輸送バッグのページはありますが、「温度管理のレベルに応じた使い易い血液輸送バッグ」を紹介・提案するページはなかなかありません。
この記事では「温度管理と使い勝手の両立」に悩む方向けに温度別に使い勝手の良い血液輸送バッグに関する情報を提供します。
1.使いにくい血液輸送バッグとは
病棟や手術室などで輸血用血液を使用する際は、血液バッグの持出し後は出来るだけ早く使用しないといけないうえに、輸血部門に取りに行く手間も掛り、まさに時間との戦いになると思います。
それに加え、輸血前にバッグ内血液の外観検査や血液バッグの破損が無いかの確認など、医師や看護師の方々は気を配らないといけない部分がたくさんあります。
そんな状況下で、血液輸送用のバッグが使いにくく、持ち運びや輸血用血液の出し入れに手間取ることはたいへんなストレスになるでしょう。
この章では、血液輸送バッグ購入後に後悔する可能性の高い「使いにくい血液輸送バッグ」とはどのようなものか紹介していきます。
1-1.血液輸送バッグが重たい・大きすぎる
血液輸送バッグを買うなら「たくさん入る方がいい」、「保冷・保温効果」がより高いものがいい。と思われるかもしれません。しかし、それらの性能は「使い易さ」とはトレードオフの関係になることが多々あります。なぜなら内容量=血液輸送バッグのサイズであり、保冷・保温効果=断熱効果(断熱材の重量)という関係が成り立つためです。
必要以上に血液輸送バッグが大きいと、一人で持ち運べなくなったり、通路を行き交う人や壁・機材などにぶつからないよう気を配る必要が出てきますし、血液輸送バッグが重すぎると持ち運ぶことに意識が集中し、視野が狭くなったり、体への負担も大きくなります。
血液センターから車輌で各病院に輸送する際には、大きさを重視してもよいかもしれませんが、病院内の持運びに関しては適切なサイズ・重量の血液輸送バッグを選ぶことが非常に重要な要素になります。
1-2.血液輸送バッグを持つと両手がふさがる
「1-1.大きすぎる血液輸送バッグ」のパターンでよくある仕様が、バッグの両側面のみに短い取っ手がついているタイプです。これは両手持ちのタイプになり、持運びの際には両手がふさがるため何かと不便な仕様でもあります。
1度に複数のことをこなす医師・看護師の方々は血液バッグをとりにいくついでに他の器具をとりに行くこともあるかと思います。そういったタイミングで両手がふさがっていることは非常に不便。病棟内を往復する回数が増え、余計な手間と体力を消耗してしまいます。
1-3.保管に場所をとる血液輸送バッグ
血液輸送バッグと言っても要は「箱モノ」です。使用しないときには場所を取るものになってしまいます。保管に必要なスペースが広くなればなるほど、場所の確保が難しくなってきます。
輸血用血液を一括管理する部門に広々とした保管スペースがあれば気にする必要は無いかもしれませんが、収納効率が悪い血液輸送バッグを前提として考えると、保管場所の関係で必要なバッグ数をそろえることが出来なかったり、作業の流れに添わない保管場所にせざるを得なくなったりと運用の際の不便が生じてくるでしょう。
1-4.中の血液バッグが取り出しにくい
輸血用血液バッグを持ち運ぶ際の温度管理には、血液輸送バッグとセットで蓄冷材や蓄熱材などが必要になります。これらはどちらも予め冷やした(温めた)ものを血液輸送バッグ内に入れる必要があるため、輸送時には当然以下の作業が生じます。
- 血液輸送バッグ内に血液バッグを入れる
- 血液輸送バッグ内に蓄冷(熱)材を入れる
- 現場まで血液輸送バッグを運ぶ
- 血液輸送バッグから輸血用血液バッグを取出す
ここで、2の作業で、蓄冷(熱)材を血液輸送バッグの上から乗せただけだと、4.の作業に追加して血液輸送バッグから蓄冷(熱)材を取り出す手間が生じます。
これも、ゆとりあるタイミングでの作業ならば小さな手間ですが、スピードを求められる現場なら血液輸送バッグのフタを開けたらすぐに、輸血用血液バッグを取出せることがベストだと思います。
1-5.中身が血液輸送バッグを空けないと分からない
輸血用血液といっても、赤血球や全血、新鮮凍結血漿と複数種類があります。
それにも関わらず、見た目やサイズが同じような血液輸送バッグに入っていると見分けがつきません。都度血液輸送バッグのフタを開けて確認するのは面倒ですし、かといって、現場まで持って行った後で、中身が違っていたとなっては更に手間が掛ります。
仮に、透明な血液輸送バッグがあったとしても、患者からの目もありますので、「しっかりした血液輸送バッグで運んでくれてるので安心だ」と思われるような外観のバッグということも表面的には大事です。こちらの対策については、「2-5.中身に応じた血液輸送バッグの色分け・目印」で説明致します。
1-6.血液輸送バッグ箱が硬くて体に当たると痛い
外気温と維持したい内気温の温度差が30℃を超える場合に使われる血液輸送バッグには、その断熱材にポリスチレン樹脂を発砲させたフォームがよく使われます。
建材用の断熱材にも使われるこの断熱材は非常に断熱性能が高いことが特徴ですが、形状がボード状で非常に硬い材料になります。バッグというよりボックス、つまり「箱」に近いイメージです。
求める温度帯や維持する時間によっては上記の仕様にする必要がある場合もありますが、病棟内で短時間、血液輸送バッグ内を2〜6℃程度に維持する程度であれば、オーバースペックなものとして、その優れた断熱性ではなく、硬くて持ち運ぶときに腰や脚に当たって痛いなど、物理的なマイナス面に意識が行ってしまうかもしれません。
2.使い易い血液輸送バッグにするには
ここまでは、使いにくい血液輸送バッグについて見てきました。ここでお伝えしておきたいのは、何も根本にある血液輸送バッグの品質に問題があるわけではない、ということです。
一口に「血液輸送バッグ」といっても、構成される材料や仕様は様々で、それぞれ一長一短があります。ですが、血液輸送バッグを選定することは決して難しいことではありません。
血液輸送バッグの
- タイプ別の特徴
- 付加できるオプション
この2つを把握頂ければ、現場の運用に最適な血液輸送バッグも自然と見えてきます。
ここからは、それぞれタイプ別の特徴、負荷できるオプションに関して説明していきます。
3.血液輸送バッグ検討前に確認しておくこと
血液輸送バッグのタイプ分けの軸としては、キープしたい血液輸送バッグ内の温度があります。ここがバッグ選定の一番重要な部分であり、以下の4点を把握頂くことがとても大切です。
- 外気温
- 血液輸送バッグ内で維持する温度
- 温度を維持する時間
- 血液輸送バッグ内に必要となるスペース(~リットル等)
上記の内容が見えてきましたら、次は血液輸送バッグの主要構造部を何にするか考えていきましょう。
主要構造部とは血液輸送バッグの蓋や壁のことです。血液輸送バッグの内気温を維持するベースとなるのは蓋や壁に使われる断熱材と中に入れる寒剤(蓄冷材や蓄熱材、ドライアイス等)です。
イメージとしては家とよく似ています。
夏場の暑さをしのぐためには、家の屋根や壁がペラペラの板だったら、外の熱気がすぐ家の中に伝わってきて暑くなるので、外壁や屋根には断熱材を入れて、分厚い壁にする、外壁や屋根の色も熱を吸い易い色(黒系)を避ける。
しかし、ただ断熱材の性能を上げれば、涼しい家になるわけではありません。空気を含む全ての物体には、均一な温度になろうとする力が働きます。優れた断熱材を使った家は確かに、室内の温度が外気温と均一になるまでの時間を長引かせることはできますが、いずれは同じ温度になります。
そのため、室内の温度を下げる為にエアコンを掛ける。当然生ぬるい送風より、設定温度が低い冷気を流した方が涼しくなります。屋根壁に優れた断熱材を使い、均一な温度になる力を弱め、室内でのエアコンの効率を高める。このようにして、私たちは夏場の暑さから、涼しい家を確保しています。
家で言うところの外壁や屋根、床が血液輸送バッグでいうと「蓋や横の面、底」つまり主要構造部にあたります。そしてエアコンの部分が「蓄冷材」「蓄熱材」「ドライアイス」などの寒剤です。
4.主要構造(断熱材)別の血液輸送バッグ比較
前置きが長くなりましたが、ここから主要構造(断熱材)別に血液輸送バッグを比較したいと思います。
断熱材の性能は「熱伝導率」という熱の伝わりやすさで表します。そして断熱材はその中に空気の層を作ること熱を伝わりにくくする仕組みです。
この空気の層である気泡がより小さくたくさんあれば、断熱性が高くなり、また空気よりも断熱性の高いガスなどを閉じ込めた気泡であればより断熱性は高くなります。
そして、血液輸送バッグに使われる断熱材は主に以下の4種類に分類されます。
- 発泡ポリエチレンフォームの断熱材
- ウレタン素材の軟質断熱材
- 発砲ポリスチレン樹脂フォームの断熱材
- 発砲ポリスチレン樹脂フォームと真空断熱材を組合せたもの
それぞれの特徴を一覧にするとこのようなイメージです。
断熱性能が高い断熱材は硬く、重たい傾向にあります。
*断熱性能が良い順に(AAA、AA、A、B)
内気温別の目安としては、
【15℃~0℃(外気温度差20℃~35℃)】
- 発泡ポリエチレンフォーム
- ウレタン軟質断熱材
【0℃以下(外気温度差35℃以上)】
- ウレタン軟質断熱材
- 発泡ポリスチレン樹脂フォーム
- 発泡ポリスチレン+真空断熱材
のような、区別になります。
ここで注意していただきたいのが、内気温度を決めるのは断熱材の性能だけではないということです。
持ち運ぶ場所の温度である「外気温」や蓄冷材や蓄熱材などの「寒剤」の量、そして血液輸送バッグの「サイズ」と複数の要素に内気温は影響を受けます。
特に血液輸送バッグの「サイズ」は重要な要素で、内容積の小さいバッグであれば、保冷効果も内容積の大きいものより得やすくなり、上記の温度帯目安よりも効果が上げられる場合もあります。
5.血液輸送バッグに追加出来るオプション
インターネットで表示される血液輸送バッグ見ながら、「惜しいっ」と思われることは多々あるかと思います。低価格の量産品などは規格が決まっていて、「ここをもう少し変えられたらな」という要望を諦めてしまうこともあるかもしれません。
ですが、規格化された血液輸送バッグとは違い、実際に運用される看護師や医師の方々の事情は千差万別です。なので、求めるものも異なるのが一般的です。
既に出来上がってしまったものを改造することは、バッグをバラす必要があるため難しいですが、30個を超えるなど一定のボリュームでなら、要望に応じたカスタマイズが可能です。
以下の内容をもとに、理想的な血液輸送バッグをイメージしてみてください。
5-1.ショルダーバッグタイプで両手をフリーに
「1-2.血液輸送バッグを持つと両手がふさがる」という問題を解決する方法として、ショルダーベルトを付ける方法があります。肩からぶら下げれば、両手も使えるようになり、ついで作業もこなせるようになります。
注意してもらいたいのは、血液輸送バッグ自体のサイズです。あまり大きすぎたり、重すぎたりすると、通路ですれ違う人や機材にぶつかってしまうかもしれませんし、肩で背負える重さでなければ結局両手もちになってしまうかもしれませんので、あくまで少量の持運び用として考えてください。
小型のものなら、長めの取っ手を二つつけて、ハンドバッグタイプにして、片手で持つ方法も便利です。
5-2.折りたたみ出来るタイプの血液輸送バッグ
「1-3.保管に場所をとる血液輸送バッグ」の解決策としては「折りたたみ式のバッグ」があります。
血液輸送バッグを無理やり折りたたもうとしても、断熱材そのものが反発して上手く折りたたむことは難しいですが、製造過程の縫製作業で折り目を作ることで、折り畳みが出来るタイプにすることが出来ます。
より収納スペースを減らすためには、折り畳んだ後に固定しておくマジックテープなどを付けておくのが便利です。これにより持上げた際に勝手にバッグが開いてしまうことも防ぐことが出来、手軽な持運びが可能になります。
5-3.蓄冷材ポケットを付ける
「1-4.中の血液バッグが取り出しにくい」場合には蓄冷(熱)ポケットを付けることがお勧めです。蓄冷(熱)を固定するためのポケットを予めつけておけば、輸血用バックを血液輸送バッグに入れる際の段取りも統一化され、人によるばらつきも無くなりますし、輸血用バッグを取り出す際に邪魔にならない位置に蓄冷(熱)をセットすることが出来ます。
蓄冷(熱)ポケットの位置は蓋の裏側が一般的です。冷気は上から下に流れるので、側面内側などにつけるより、冷気がバッグ内全体に流れるようになります。
それに、上蓋の内側に蓄冷(熱)材を固定していれば、蓋を開けた際に中の輸血用バッグをすぐに取り出すことが出来、とても便利です。
5-4.中身に応じた色分け・目印
「1-5.中身が血液輸送バッグを空けないと分からない」課題には、
①中に入れる種類別に血液輸送バッグの色味を変える
②血液輸送バッグの外側にシールを貼る
③血液輸送バッグに透明ポケットを付ける
といった方法があります。
5-4-1.①中に入れる種類別に血液輸送バッグの色味を変える
ある程度、中に入れる血液輸送バッグの種類や量が固定されている場合に有効です。
屋外での持運びがある血液輸送バッグでは直射日光からの熱吸収を防ぐために外装をアルミで覆う方法が一般的ですが、病棟内での持運びであれば、バッグ外装の色味を明確に「青」や「黄」など色分けすると一目で違いが分かります。
当社でもこのような血液輸送バッグはラインナップがあります。採用できる断熱材の種類には制限がありますが、「パッと見てすぐにわかる」点ではとても優れています。
5-4-2.②血液輸送バッグの外側にシールを貼る
こちらも①と同じく中に入れる血液輸送バッグの種類や量が固定されている場合に有効です。シーリングが出来る外装材であれば、どのバッグにも採用でき、レイアウトも自由に可能です。
「赤血球」、「全血」、「新鮮凍結血漿」など中に入れる輸血用血液の種類を記載したシールにも出来ますし、維持する温度帯や病院名など任意で必要な情報を入れておくことが可能です。
5-4-3.③血液輸送バッグに透明ポケットを付ける
こちらは、ケースによって血液輸送バッグの中に入れる内容物の種類が変わる場合の目印として有効な方法です。
血液輸送バッグの天面に透明のポケットを付けて置き、そこに内容物が何かわかる、カードなどを差し込んでおけば、蓋を開けずに中身が何か分かります。
差し込むカード文章を変えることで、内容物の変更に応じて柔軟に対応できることが、透明ポケットの利点です。
5-5.外・内装のディテールにこだわる
「1-6.血液輸送バッグ箱が硬くて体に当たると痛い」の対策としては、
- 発泡ポリエチレンフォーム
- ウレタン軟質断熱材
の断熱材を使用した血液輸送バッグにすることで軽減されます。
外装も大事ですが、更に重要なのが、内容物、つまり血液バッグをどのようにして「安全な状態」に保つかです。温度管理はもちろんですが、外からの衝撃から輸血用血液バッグを守ることも大切です。
例えば、発泡ポリスチレン樹脂フォーム(硬い断熱材)
を使用した血液輸送バッグなら、その内側にクッション性の高い断熱材をもう一重仕込むことで耐衝撃性を高めることが可能です。また、輸送バッグ内側を抗菌生地で覆う等で衛生面を保つなどの対応も出来ます。
6.温度別血液輸送バッグのお勧め仕様
6-1.5℃前後にキープするなら
*サイズは外寸法
病院内での持運びとして便利なタイプとして、クッション性のあるウレタン軟質断熱材を使用した持運びに便利なタイプです。
こちらは標準品の仕様として、蓋の内側に蓄冷(熱材)を入れるポケットが二つついており、内側には抗菌生地が使われています、ウレタンの厚みは25㎜と分厚く、耐衝撃性・衛生面の点からの安全性確保を考えた血液輸送バッグです。小型のバッグで、ハンドバッグの要領で持つことも、ベルトを付けて、ショルダーバッグタイプにして持ち運ぶことも出来ます。
また、中に入れる蓄冷材としては+4℃帯を維持する蓄冷材があります。
*蓄冷材には、マイナス温度帯や常温、高温(+20℃以上)を維持するものなど複数種類あります。維持する温度に応じた使い分けをお勧めします。
6-2.0℃以下におさえるなら
0℃以下の温度を維持する場合は、「発泡ポリスチレン樹脂フォーム」の断熱材を主要構造部に使用した血液輸送ボックスがお勧めです。
断熱性の高さを最優先にするなら、発泡ポリスチレン+真空断熱材が最も優れていますが、真空断熱材は高い断熱性がある反面、重たい素材です。院内での長時間に及ばない持運びであれば、発泡ポリスチレン樹脂フォームが使い勝手と温度管理の両立に向いている素材になります。
サイズは「6-1.5℃前後にキープするなら」の血液輸送バッグと同じく、
(外寸法)幅400㎜×奥行300㎜×高さ350㎜
の前後を目安としたサイズが片手持ちやショルダーバッグタイプとしては使い勝手の良いサイズですし、保冷効率も高いサイズになります。
蓄冷材に関しては、0℃、-5℃、-11℃など温度グレードが複数ありますので、キープする内気温に応じた選定をお勧めします。
>0℃以下に押さえる場合のバッグ仕様(ジェットシッパー)詳細はこちら
7.まとめ
この記事の一番の目的は、後悔のない血液輸送バッグ選定を行って頂くためです。
そのためにまず、
- タイプ別の特徴
- 付加できるオプション
の視点から血液輸送バッグの幅広い仕様やオプションを紹介しました。
選択肢の幅が広がれば、自らのニーズを無意識にゆがめることが減り、正しい選択が出来る確率も上がります。
改めて記載しますが、まず明確化しておかなければならないことは、
- 外気温
- 血液輸送バッグ内で維持する温度
- 温度を維持する時間
- 血液輸送バッグ内に必要となるスペース(~リットル等)
の4点です。
この軸さえ最初に明確化しておけば、依頼するメーカーとのやりとりがスムーズに進みますし、選定に迷いが生じたときに立ち戻ることもできます。
4点の軸を大切にし、幅広い選択肢の中から、あなたが求める「温度管理のレベルに応じた使い易い血液輸送バッグ」を導き出して頂ければ幸いです。