太陽工業コラム
物流業界において課題になるものとして、荷役作業が挙げられます。
パレットの登場により、物流の効率化は著しく進みました。パレットを用いてフォークリフト等で荷役作業を行った場合、人力では2~3時間かかる作業に比べ、作業時間はおよそ20分~40分にまで削減されるようになりました。
しかし荷役作業の効率アップが実現された一方で、実はパレットの効果は既に限界を迎えており、むしろ新たな課題すら生んでいるのです。
この記事では、パレットの課題とともにパレットなしで荷役作業の効率を飛躍的に高める新時代のマテハンを紹介します。物流の効率アップに興味のある方はぜひご覧ください。
物流における荷役作業の効率を高めるパレット その課題とは
パレットの課題
パレットの主な課題として挙げられるのは以下の4点です。物流に携わる方であれば一度は頭を抱えたことがあるかと思います。 これらの課題が顕在化してきたことから、物流業界ではパレットに依存しない新たな効率化の手段が求められるようになりました。
- 3割から5割が回収できずに紛失する
最大の課題は、回収ができないということです。出荷先ではパレットごと荷卸しをしますが、その後に回収できる割合は70%未満であると言われています。実に30%~50%のパレットは回収されずに紛失し、それはコストとなって荷主事業者や物流事業者の負担になります。
- パレット枚数管理にコストがかかる
パレット紛失によるコスト増大を防止しようとすれば、正確なパレット枚数の管理が必要になります。この実行にも当然ながらコストがかかります。 - 製品を製造する時はパレタイズされていても手荷役が発生する
製品を製造する時はパレタイズされていても、出荷側と受入側で使用するパレットのサイズが異なる、パレットの回収が困難なためパレットを使わず出荷するといった理由で手荷役が発生します。 - 保管スペースが増大する
運搬の際だけでなく、保管においてもパレットはスペース効率を低下させます。
まとめ
物流業界における最大の課題は人手不足であり、この事態を生んでいる主な原因は荷役作業の非効率です。手荷役作業は非効率な重労働であるがゆえに、従事できる方が限定されてしまっており、従事する方の健康を害する恐れのある危険な業務であり、業界全体で早急に根本的な改善策を実施する必要があります。 パレットの導入によって課題解消に一定の効果は得られるものの、今度はパレット自体が新たな問題を生み、まったく別の解決策が求められているのが現状です。
この解決策となるのが太陽工業の「スリットコンテナ」です。パレット不要で荷役作業を飛躍的に効率化し、人手不足を解消して大幅なコスト削減も同時に実現します。
パレットなしで積卸を可能にする荷役効率化マテハン「スリットコンテナ」
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