太陽工業コラム
現在、我々の生活には道路は切っても切り離せないものとなっています。 その道路はコンクリートやアスファルトで舗装されており、安全でスムーズな通行の実現に役立っています。
また、道路だけでなく建物や広場、駐車場など多くの箇所がコンクリートやアスファルトによって舗装されています。 この舗装や路面自体は日々少しずつ損耗していくものです。損耗・破損した箇所は事故の原因にもなりかねないため、適切に補修しなくてはなりません。
補修に用いる補修材はどのような基準で選ぶべきなのでしょうか。 本稿では、舗装・路面の補修材の選び方のポイントについてご紹介していきます。 補修工事を検討中の方は、ご紹介するポイントをよく理解して、それぞれの目的にあった補修材選びの参考にしてみてください。
舗装・路面とは
そもそも舗装・路面とはどういったものかをまずは簡単にご説明します。
舗装
舗装とは、道路の耐久力を増すために、その表面を石、煉瓦、コンクリート、アスファルト、砂利などで敷き固めることを指します。
路面
舗装された道路の表面そのもののことを指します。
舗装・路面の補修が必要となる理由
上述したように、舗装・路面は車の通行などにより日々損耗していき、いずれは破損による段差が生じてしまったり、老朽化していくものです。 道路や駐車場に生じた段差や破損などを放置しておくと下記のような事態に繋がります。
- 車や自転車などの車輪が引っかかることで事故の原因となる
- 排水がうまくされなくなってしまう
- 本来荷重がかからない場所に負担がかかり構造物が破損する原因となる
このような事態を防ぐためにも、舗装・路面の補修は非常に重要です。 なお、舗装の耐用年数は、一般的なアスファルト舗装で約10年とされています。 この耐用年数を目安に補修などを検討しておくと良いでしょう。 また、舗装・路面の破損や損傷には下記のような様々な種類があります。 状況によって補修対応も変わってきますので覚えておくと良いでしょう。
- ひび割れ
- わだち掘れ
- 縦断方向の凹凸(コルゲーション)
- 寄り
- くぼみ
- 剥離
- ポットホール
- 段差
舗装・路面の補修方法の種類
実際に舗装・路面に破損や損傷が発生した場合の補修についてもいくつか方法があります。大きく分けて下記の3つの方法が挙げられます。
業者へ補修工事を依頼
専門の補修業者に依頼して、舗装・路面の補修工事を行ってもらう方法です。
一般小売店からアスファルト補修材を購入
ホームセンターや通販サイトでアスファルト補修材を購入することができます。 全般的に、販売されているものは低価格で、品質も価格に見合ったものです。
補修会社からアスファルト補修材を購入
中には、補修材を販売している補修会社もあります。 ホームセンターなどより価格は高いですが、その分、品質は信頼できます。
舗装・路面の補修方法が抱えている課題
上記3つの補修方法には、各々課題も少なからずあります。よく理解しないまま対応してしまわないよう、課題についても整理してください。
「業者への補修工事依頼」の課題
自身で対応しない分、当然に専門の事業者の手配が必要となります。 事業者によっては重機を使用する可能性もあるため、対応できるか事前に確認が必要です。工事作業を依頼することになるので、その分、費用もかさんでしまいます。
「一般小売店からアスファルト補修材を購入」の課題
小売店で販売されている補修材の多くは、あくまで仮設用の補修材のため、専門事業者が用いるものと比べて耐久面で劣ります。 陥没や破損も発生しやすいため、応急処置用であるといえるでしょう。
補修材の粒形が大きいため、凹凸が出てしまったり、勾配をつけにくい点なども難点です。 粒度が粗い補修材が多く、仕上がりも粗くなりがちです。
「補修会社が販売している補修材」の課題
小売店などで購入できる補修材に比べ、価格は3~4倍程度となってしまいます。 その反面、耐久性は高いものが多く、綺麗な仕上がりも期待できます。 但し、扱うためには一定の慣れは必要となるうえ、施工後は使用した器具をシンナーで洗う必要もあるなど、取り扱う上で注意すべき点もあります。
補修材・補修方法全般の課題
補修材全般として耐久性が低いものも少なくなく、そのような補修材は、ポットホール(局所的な円形状の破損)など破損が発生しやすくなるため注意が必要です。
また、素人による補修は処置が不十分になりがちで、補修材本来の耐久性を発揮できない傾向があります。
そういった場合は、補修業者にダンパーで舗装してもらう方が良いでしょう。 臭いが発生する補修材も多いため、近隣に考慮が必要な場所では選ぶ商品のニオイにも気を付けましょう。
舗装・路面の補修材を選ぶときに押さえるべき7つのポイント
次に、舗装・路面の補修材を数ある種類の中から選ぶために、基準とすべきポイントをご紹介します。 下記の7つのポイントを押さえて、失敗しない補修材選びを実現してください。
- 硬化が早い
- 硬化速度のバラ付きが少ない
- ニオイが少ない
- 取り扱い・左官が簡単
- 施工後の洗いも簡単
- 仕上りがキレイで段差が少ない
- 耐久性が高い
7つすべてのポイントを押さえた優れた補修材「KFロードメンテN」
上記の7つのポイントを満たしているオススメの補修材として、「KFロードメンテN」という補修材があります。 この優れた補修材の性能を具体的にご説明します。
施工がしやすい
KFロードメンテNは、非常に施工が簡単に行えます。 取り扱いやすさとしては以下のような点が挙げられます。
- 粉体と樹脂が混ざりやすい(30秒程度で撹拌を完了できる)
- 粘度が低く簡単に敷き均せる
- コテにこびりつきにくい
- 取り扱い・左官が簡単
- 臭いが少ない
- 水で簡単に洗える
- 発生するゴミが少ない
施工の自由度が高い
KFロードメンテNは、施工の自由度が高く場所や状況を選ばない補修材です。 この汎用性の高さは他にはない魅力です。
- 濡れた路面などでも施工が可能
- 一度に10cm程度の厚みもつけることが可能で、深い補修箇所にも短時間で対応可能
- 粒径が小さく滑らかな表面・斜面を形成できる
硬化が早い
道路の補修工事において、施工後にすぐ使用できるようにするために補修材の硬化時間の早さは重要です。 KFロードメンテNは硬化の早さも備えています。
- 業界最短水準の硬化の早さで、40分以内で硬化完了(60分で通行も可能)
- 施工可能温度は5~40℃と気候によらず施行が可能で、硬化時間も一定
各種物性値も良好
他社製品と比較しても、KFロードメンテNは各種物性値が高水準です。 これは端的に言えば耐久性が高いことを指しているので、優れた補修材と言えます。
- 付着強度が高い
- 圧縮強度が高い
- 曲げ強度が高い
- すべり抵抗値も一般的な車道比で高水準
まとめ
舗装・路面の老朽化や破損などは放っておくと非常に高リスクです。 事故などが発生しないようしっかりと管理し、必要な際には適切な補修を行えるように、本稿の内容を覚えておいてください。 また、今回ご紹介したKFロードメンテNは、様々な破損の種類にも対応できるので、補修工事をどうするか判断に迷われている方は、まずはお気軽に下記よりお問い合わせください。