太陽工業コラム

舗装補修材に求められる性能と課題とは?【最適な舗装補修材の選び方】

コンクリートやアスファルトは、その性質を活かして、今や私たちの生活のいたる箇所で役立っています。 道路や住宅などの建物、橋や駐車場など日常の多くの場面で、私たちはコンクリートやアスファルトに囲まれて生活しています。

しかし、このコンクリートやアスファルトも万能ではなく、時間の経過や気候の影響、人や車の通行によって老朽化し、擦り減っていくものです。 そういった箇所には補修材を用いて、補修をしていなかなければいけません。

補修材にも複数の種類や補修方法があり、それぞれに特徴や課題があります。 本稿では、補修材・補修方法の種類やそれらの課題を整理し、どういった補修材がより良い補修材なのかをご紹介していきます。

コンクリートやアスファルトの補修方法の種類

まずは補修を行うにあたって、どのような補修方法があるのかご紹介します。 以下のような方法が挙げられます。

補修工事を依頼

専門の補修業者に依頼して、コンクリート・アスファルトの補修工事を行ってもらう方法です。

 

ホームセンター・通販サイトにてアスファルト補修材を購入

専門の業者でなくても、ホームセンターや通販サイトでアスファルト補修材を購入することができます。全般的に低価格です。

 

専門業者から補修材を購入

補修を行う専門的な事業者が補修材を販売しているケースもあります。ホームセンターなどより価格は高いですが、その分質も高い補修材です。

コンクリートやアスファルトの補修方法の課題

上述した補修方法には、それぞれ課題があります。以下の内容を理解し、補修を検討する際に参考にしてください。

アスファルト補修工事を依頼することにおける課題

補修業者に依頼をするという手間や、一定の費用が発生します。 また、工事内容によっては重機の手配も必要になるため、大がかりな対応になる場合があります。

 

ホームセンター・通販サイトで購入できるアスファルト補修材の課題

ホームセンターなどで購入できるタイプの補修材の多くは耐久性が低く、あくまで仮設用(応急処置用)であるため、車の通行などでしばらくすると陥没したり破損してしまう傾向があります。 また、粒度が2~4cmと粗く、粒度分の段差が発生してしまうため、なめらかなスロープなどを形どりたいときには不向きとなります。

 

補修会社から購入できる補修材の課題

ホームセンターなどで購入できる補修材に比べ、価格が3~4倍程度のものが多く、費用面で課題があります。 その分、耐久性は仮設水準ではなく本設補修としても扱える品質です。 こういった補修材は綺麗な仕上がりを期待できますが、作業には慣れが必要です。 また、取り扱う器具は使用後にシンナーで洗う必要があるなど、管理面で手間がかかります。

 

補修材・補修方法全般の課題

補修材全般として耐久性に課題があるものが少なくなく、そういった補修材は、ポットホール(主に車両が繰り返し走行することによりアスファルト舗装の表面の一部に発生する穴)などのように一部が破損してしまうことにより、そこから破損が拡大しやすくなってしまいます。

また、いずれの場合も経験の少ない方が補修すると処置が仮復旧レベルとなってしまい、そのままだと破損に繋がりやすい傾向があります。 そういった場合は、補修業者にダンパーで舗装してもらうなどの必要があります。 また、補修材は臭いが発生してしまうものも多いため、補修箇所によっては、周辺への配慮など、臭いにも考慮が必要です。

アスファルト補修材に求められる性能

上述したように、補修材には様々な課題があります。 より効果的で理想的な補修を行うためには、補修材には以下のような性能が求められます。

 

硬化が早い

補修材の硬化が早ければ、その分補修は早く完了するため効率的です。 より早い補修個所の開放が行え、立ち入り禁止や規制時間も少なくて済みます。 また、補修材が流れてしまうことによる意図しない変形のリスクも抑えられます。

 

硬化の早さにバラ付きが少ない

補修箇所の凹凸によっては、部分的に補修材の厚さに差が生まれます。 そういった場合にも硬化の早さにバラつきが少なければ、補修完了の判断がしやすく、仕上がりも一定の水準を保ちやすくなります。

 

臭いが少ない

補修箇所が人通りの多い場所であれば、強い臭いがするものは極力避けるべきです。 そのため、臭いが少ない補修材を選ぶ必要があります。

 

取り扱い・左官が簡単

補修効果を高めるためには、作業が簡単で扱いやすく、初めての人が施行しても一定の品質が得られる補修材が求められます。

 

仕上りが綺麗で段差が少ない

どのような補修材でも、補修材の粒の大きさ(粒度)だけの段差は必ず発生します。粒度が粗いものだと、仕上がりにそれだけ段差が生まれてしまい、箇所によってはそれが破損の原因にもなり得ます。 より綺麗で滑らかな仕上がりを求めるなら、粒度の細かい補修材が求められます。

 

施工後の洗いも簡単

補修の施工器具は、使用後に洗わなければなりません。 その際、シンナーなどの薬剤を必要とせず洗浄しやすい補修材であれば手間を省けて効率的です。

 

耐久性が高い

補修材に求められる性能として、耐久性は非常に重要です。 せっかく補修を行うのですから、その後も長く状態を維持できる耐久性の高い補修材が理想的です。

優れた段差修正材「KFロードメンテN」

補修材をどのような基準で選べば良いかをご理解いただけたかと思います。 ここで、理想的なアスファルト補修材として「KFロードメンテN」という補修材をご紹介します。

数ある補修材の中でも、上述した「求められる性能」を備えた非常に良質な補修材であり、補修経験のない方にもお勧めできる商品です。 以下に、その代表的な特徴を紹介します。

 

施工がしやすい

KFロードメンテNは、以下のような利点を持つ施工のしやすさが特徴です。

  • 粉体と樹脂が混ざりやすい(30秒程度で撹拌を完了できる)
  • 粘度が低く簡単に敷き均せる
  • コテにこびりつきにくい
  • 臭いが少ない
  • 施工後の洗いも簡単
  • 水で簡単に洗える
  • 発生するゴミが少ない

 

施工の自由度が高い

KFロードメンテNは、施工における自由度が高く、どんな箇所や状況にも活用しやすいため、汎用性が高い補修材です。

  • 濡れた路面などでも施工が可能
  • 一度に10cm程度の厚みもつけることが可能で、深い補修箇所にも短時間で対応可能
  • 粒径が小さく滑らかな表面・斜面を形成できる(ゼロすりつけも可能)

 

硬化が早い

補修材の硬化の早さもKFロードメンテNの利点の1つで、効率的な施工作業を行えます。

  • 業界最短水準の硬化の早さで、夏冬関わらず40分以内で硬化完了(60分で通行も可能)
  • 施工可能温度は5~40℃と気候によらず施行が可能で、硬化時間も一定

 

各種物性値も良好

KFロードメンテNは、他社製品より各種物性値も高水準で、高い耐久性を備えています。

  • 付着強度が高い
  • 圧縮強度が高い
  • 曲げ強度が高い
  • すべり抵抗値も一般的な車道比で高水準
材料名 KFロードメンテ 従来品A 従来品B 従来品C
材質 アクリル樹脂 MMA樹脂 アクリル樹脂 アスファルト乳剤
付着強度(N/mm2) 1.55 2.8 1.05 0.84
圧縮強度(N/mm2) 22.7 17.1 2.37 データなし
曲げ強度(N/mm2) 7.95 29.3 3.24 データなし
すべり抵抗値(BPN) 75 78/td> 65/td> データなし

まとめ

本稿では、コンクリートやアスファルトの補修材・補修方法が抱える課題と、求められる補修材の性能とはどういったものかについてご説明しました。 KFロードメンテNは、どんな補修箇所にも効果的に利用できる理想的な補修材です。 どの補修材を使用するか検討されている方は、まずはお気軽に下記よりお問い合わせください。

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