太陽工業コラム
低温物流・定温物流のニーズは高まる一方であり、物流業界においてはあらゆるリクエストに対応できる柔軟性が求められるようになってきています。
医療の現場においても、医薬品、化学薬品、血液バッグなどの輸送の際には低温物流・定温物流のコールドチェーンが欠かせず、わずかな温度差が生じることも許されないため、優れた性能を持つ保冷ボックスが求められます。
特に厳しい管理が求められる医療業界のコールドチェーンに必要な要素と、それを満たす保冷ボックスとは───求められている条件と機能を明確にし、最適な保冷ボックスをご紹介します。
医療用保冷ボックス選びに、もう迷うことはありません。
医薬品や血液バッグの輸送に求められる厳しい条件
生鮮食品と同じく、ワクチン製剤など医薬品の輸送に求められる条件は特に厳しく、管理温度域は一般に2℃〜8℃とされています。
医薬品メーカーから運び出され、物流センター、各物流業者支店を経て、医療機関や調剤薬局などに配送される過程の中で、基準を超えることは許されません。ものによっては±2℃を超えるだけで廃棄しなければならないものもあり、徹底した管理が求められます。
これを実現するためには、院内物流でもきちんと温度が保たれる優れた性能を持つ保冷バッグが必須になります。
医療用の保冷バッグの6つの課題と求められる機能
厳しい条件の輸送に耐えるため、医療用の保冷バッグに求めらる機能にはどのようなものがあるのでしょうか。
医療用の保冷バッグを選ぶ際には、次の6つの点を確認するようにしましょう。
- (場所や内容によって求められる大きさが異なるため、)用途に合わせた柔軟なサイズ展開がされている必要がある。
- (医療機関に配送された後もSPD(院内物流)によって医薬品は常に2℃〜8℃に保たれ続ける必要があるため、)持ち運びが容易でなくてはならない。
- (厳しい管理条件を満たすため、)遮光性・断熱性が高く、圧倒的な保冷性能がなければならない。
- (衝撃から内容物を守るため、)頑丈でなくてはならない。
- (医療現場へ持ち込まれるため、)抗菌性能や防汚性能を有していなければならない。
- (コスト削減のため、)繰り返しの使用に耐える高い耐久性を備えていなければならない。
太陽工業社の「シーパックメディカル」の機能紹介
上記6つの機能を備える医療用保冷バッグの一例として、太陽工業社の「シーパックメディカル」をご紹介します。
「シーパックメディカル」は、独自の技術であるF.C.T.システムで低温流通のトータルコスト削減に貢献してきた太陽工業社が、医療物流の現場のために開発した最高品質の医療用保冷バッグです。
以下のような特徴を持ち、様々な現場の課題を解決してくれています。
- 配送車両から医療現場への配送時間短縮のために開発された、鞄職人の技で作る高品質の受注生産品
- 優れた保冷・保温機能
- 防汚・抗菌生地で清潔
- 衝撃にも強い
- 上質な生地とカラーで用途ごとに選べる豊富なバリエーション
- 規格も多様でニーズに合わせて選べる
- 軽量で取り扱いが簡単
- 100個以上からオーダー品にも対応
W(mm) | L(mm) | H(mm) | 容量(L) | 重量(kg) | |
Lサイズ | 410 | 270 | 330 | 約17 | 約2.1 |
Mサイズ | 370 | 230 | 280 | 約10 | 約1.7 |
Sサイズ | 310 | 200 | 250 | 約6 | 約1.2 |
断熱材部 | t=25 軟質断熱材 |
まとめ
厳しい条件を満たすために高い機能性が求められる医療用保冷バッグのおすすめ商品として、太陽工業社の「シーパックメディカル」をご紹介しました。 自社に最適な保冷バッグを選ぶうえでは、同様の要素を備えた商品をチェックしてみてください。
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