2018年1月23日
<報道用資料>
太陽工業株式会社
大型テント構造物などを製造する『膜や』の太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:荒木秀文)は、この度、東京本社ビルの「リノベーション工事」を実施、昨年末に新オフィスを完成させました。当社製品の『膜天井』なども活用して空間の機能に付加価値を与えており、生産性向上にも配慮したダイナミックな環境の下、人・もの・情報がオンタイムで繋がる環境を実現することで、今後はオフィス計画の分野でも、社会情勢の変化に対応した空間を提供していきます。
今回リノベーションを行なった東京本社ビル(地上8階建て)は1993年竣工で、営業・設計・工事・本社系部門が入った当社の重要拠点です。近年は、勤務者の増加に加えて、「働き方改革」や「生産性向上」といった社会情勢の変化にも直面、昨年1月に社内のプロジェクトチームが発足し、半年に亘る検討を行なった結果、収納のあり方を見直して省スペース化を図りつつ、「人々が自然に集い、情報が共有される空間」を目指す事としました。
昨年12月18日に完成した新オフィスは、各階に会議室を新設し、気軽にコミュニケーションが取れるよう、打合せブースも確保、さらに社員の健康増進を図るため、光りの明るさと質を時間と共に変化させる「サーカディアンリズム」も導入するなど、人の活動に根ざした取り組みを行ないました。また、機能面でも執務スペースだけではなく、カフェテリアや展示スペースなども新設し、リラクゼーション要素を兼ね備えた外部にも開かれたオフィスが実現しています。
今回は『膜や』の立場から、柔らかな雰囲気をもたらす『膜天井』を積極的に採用し、快適なオフィス空間の一例を示しました。2016年に創成した「テント構造によるオフィス施設」にも通じるものであり、社会的ニーズが高い「リノベーション市場」に対応可能なオフィス空間です。
膜を用いた当社のオフィス空間に関しては、大阪市立大学医学部名誉教授の井上正康博士(健康科学研究所所長)より『光りの透過吸収特性を活かした明るい開放的空間であるが、膜の物性をフルに利用して“雑光・雑音”を制御しうる、低ストレスで健康美容にも有効な次世代型オフィスの創成が可能である』と高い評価を頂いております。 本施設の完成を機に、膜の機能的特性を進化させる斬新な研究開発を進める予定です。
太陽工業株式会社は、これまでスポーツ施設から公共のホール、展示スペースなどさまざまな空間シーンを「テント構造物」や内装用の『膜天井』で彩ってきました。今回、オフィスのリノベーションにおいて「膜を活かした空間」を展開しましたが、今後も幅広いニーズに対応する事で、社会のより良い暮らしの実現に貢献していく所存です。
【東京本社ビルリノベーション工事について】
計 画 名:太陽工業㈱東京本社ビルリノベーション工事
所 在 地:東京都世田谷区池尻2-33-16 (別館ANNEXは目黒区東山3-16-19)
規 模:2670平米(延べ床面積)
施工期間:2017年7月~12月(12月18日竣工)
工事目的:社会情勢が大きく変化する中(働き方改革や生産性向上)、多様なワークスタイルを実現する職場づくりが急務となりました。築25年となるオフィス(1993年)をリノベーションし、開かれた環境をつくることで社員一人一人の成長を育むとともにさらにダイナミックに活動する会社を目指して計画が実施されました。
実施内容:
●整理、整頓:2S(整理、整頓)の徹底。どこに何があるかを、組織が常に把握し、無駄を省く。
●情報の共有化: 部署間、拠点間の情報共有を促進し、横断的な連携体制を強化。
●リラックス効果:「コミュニケーション」や「リフレッシュ・休憩」など、働き方にメリハリをつけ、知的生産の向上に繋げる。
【膜天井ならびにテント構造による事務所・店舗について】
執務スペースや多くの人々が集まるセミナールームを中心に、『膜天井』を採用。室内に純白な色彩をもたらすと共に、間接照明など、柔らかな雰囲気を出しています。また、当社の製品展開としては、内装分野の『膜天井』以外にも2016年に展開を開始した『テント構造物による事務所・店舗』なども存在します。
【膜空間の可能性について(医学博士 健康科学研究所の井上正康先生より)】
去る1月10日、医学博士で大阪市立大学医学部名誉教授などを歴任されている健康科学研究所所長の井上正康先生より、膜の可能性についてご意見を伺いました。
井上先生は、光りの透過による明るい空間に関心を示すと共に、『医学生物学から見た場合、さまざまな生き物が紫外線をはじめとする外的影響に順応して暮らしている。一方、人の身体は非常にデリケートで眼に光りが当たるだけでメラニン色素を生み出し、“揺らぐ光りや乱反射の光り”でストレスホルモンのコルチゾールやサイトカインを生成してしまう。
この法則を逆手に取るとホルモンをコントロールする事で「低ストレスの癒し空間」も提供可能となり、今や、光りのコントロールはさまざまな分野の製品に及んでいる。 膜表面にもさまざまな光りや音が当たっているため、膜の表面加工を極めれば“雑光・雑音”も制御でき、ストレスの低減、健康と美容の保持やエネルギー代謝の改善にも繋がる』と評価を頂きました。
【井上 正康先生 プロフィール】
1945年 広島県(戦後生まれ)
1970年 岡山大学医学部卒業(医師)
1973年 インドペルシャ湾航路船医
1974年 岡山大学大学院修了(医学博士)
1974年 熊本大学医学部助手(生化学)
1980年 米国Albert Einstein医科大学 客員准教授(内科学)
1982年 熊本大学医学部助教授(生化学)
1982年 米国Tufts大学客員教授(分子生理学)
1992年 大阪市立大学医学部教授(分子病態学)
2000年 阿倍野適塾塾長(無国籍生涯学習塾)
2011年 大阪市立大学大学院医学研究科 特任教授(脳科学寄附講座) 名誉教授
2011年 宮城大学 理事&副学長(震災復興担当)
2013年 健康科学研究所所長(産業医学)
2013年 IVFなんばクリニック学術顧問
2015年 (株)キリン堂ホールディングス取締役
この件に関するお問い合わせ先
太陽工業株式会社
広報担当:上田 電話:06-6306-3033