カズラ・クライムシャッター支線用旗型(タイプⅡ) 販売開始

電線や標識を妨害する葛(かずら)の巻き上がりを抑制

大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:能村 祐己、以下:太陽工業)は、葛(かずら)の巻き上がり抑制効果を向上させた、「カズラ・クライムシャッター支線用旗型(タイプⅡ)」を、2月から本格発売します。電柱を管理する電力会社を中心に販売し、新旧タイプ含め2025年中で2億円の売上を目指します。

「カズラ・クライムシャッター支線用旗型(タイプⅡ)」は、2020年より販売している「カズラ・クライムシャッター旗型」の機能を向上させた新製品です。製品本体を縫製品(忌避剤付きメッシュシート)から樹脂射出成型品(忌避剤を樹脂に配合)に変更したことで耐久性が向上し、忌避剤の持続期間が旧タイプの約2倍向上しました。

ツル性植物である葛(かずら)はツルを伸ばし周辺の物に巻き付く性質を持っています。繁殖力が強く、周辺環境へ様々な被害をもたらします。葛(かずら)は巻き付いた植物の光合成を妨げることで周りの生態系や農作物に影響を及ぼし、電柱、送電線、信号、建物への巻き付きにより機器の破損、停電、交通障害を引き起こします。また生長が早く強固に巻き付いているため除草時間・回数の増加など、甚大な労力とコストが必要となり、作業中のケガなどの原因にもなります。

カズラクライムシャッター支線用旗型(タイプⅡ)は、忌避剤入り樹脂でメッシュ状に成型した製品です。小型・軽量のため、高所でも簡単かつ安全に取り付けることが可能です。フラット形状のため場所をとらずに複数枚重ねて運搬でき、省スペースでの保管も可能です。本製品を簡単に取り付け、“かずら”の巻き付きを長期間抑制することで、生態系やインフラへの被害を防ぎ、除草にかかる労力やコストの低減につながります。

カズラ・クライムシャッター支線用旗型(タイプⅡ)全景

忌避効果付きメッシュ

2020~2021年に全国の電力会社及び社内で実施した旧タイプを用いた実証実験により、その高い巻き上がり防止効果が立証されています。忌避剤の持続期間を向上させたタイプⅡは、旧タイプよりも長い期間、高い巻き上がり阻止効果を持続します。

旧タイプでの実証実験効果

※旧タイプでの実証実験効果

※旧タイプでの実証実験効果

「カズラ・クライムシャッター支線用旗型(タイプⅡ)」概要

寸法:    1000mm×210mm
重量:    約630g
取付箇所:  電柱支線
形状:    旗型
製造元:   クラレトレーディング株式会社
総販売元:  太陽工業株式会社
価格:    オープン価格

太陽工業株式会社について

太陽工業は、経済性、施工性、透光性、デザイン性に優れた大型膜面構造物のリーディングカンパニーです。「膜の無限の可能性を引き出し、お客さまに感動と快適な環境をお届けします。」の企業理念のもと、軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも事業を展開し社会の安全・安心を支えています。
イベントコンサルティングのTSP太陽株式会社ならびに施設運営のアクティオ株式会社をはじめとするグループ会社とともに「世界を、やわらかく。未来を、あたたかく。」することを目指しています。

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