可搬式特殊堤防(三角水のう「デルタチューブ」)
設置が簡単で経済的。軽くて便利な「土のうに代わる水防ツール」です。
可搬式特殊堤防「デルタチューブ(三角水のう)」は、防水性の高いシートを用いて製作した三角形の長い袋体です。堤体の上に伸ばして敷設し、その中に水を注入することで、堤防からの越水を防止します。
これまでの土のうに代わる水防ツールとして軽量で、コンパクトに折りたたんで収納・移動可能で、すばやく設置できます。そして越水や浸水を防ぐ止水性を兼ね備え、環境や資源にも配慮しています。
製品・サービス紹介
特長
三角水のう「デルタチューブ」メカニズム
ペリカンケースの性能を生かし、屋内外を問わず、安心して使用できる防水バッテリーで、雨の中での使用を可能にしました。
また、ショルダーベルト(MGB-1000C-AC02)、キャスターとキャリングハンドル(MGB-2500C-AC01)が本体に付いていて、電源の必要な場所への移動、持運びが容易です。
手順が簡単で、迅速に設置できます
注水ホースなどを用い、少人数で短時間で設置できるため余分な労力を必要とせず、急な増水に素早く対応ができます。
コンパクトに収納でき、運搬も容易
軽量で柔軟な防水シートを使用しているためコンパクトに折畳みでき、収納の場所をとりません。また、持ち運びも容易です。
くり返し使用でき経済的です
メンテナンスにより10 年間程度くり返し使用できます。また、敷設は河川や消火栓の水を注入するので、土のうのように充填材の準備は不要です。使用後は排水して再使用できます。
土のうと「デルタチューブ」の設置時間の比較
「デルタチューブ」標準型では土のうと比較して約15分の1の時間で設置ができます。
設置時間の比較 設置高さ約4cm 長さ12m、作業員2名 |
土嚢PE製 長さ40cm×幅35cm×厚さ15cm 重さ約30kg(中詰時) |
デルタチューブ 標準型(A-50) 長さ6.0m×幅1.2m×厚さ0.6m 容量2.5m(乾重30kg) |
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必要時間 | 約200個 | 2体 |
製作時間 | 約3時間 | — |
設置時間 | 約2時間 | 連結約5分・注水約15分 |
合計 | 約5時間 | 約20分 |
製品仕様
堤防越水適応タイプから内水氾濫対策タイプまで用途や使用場所に応じた製品を取り揃えています。
QP-2121-Low | |||||
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品番 | A-80 | A-50 | B-50 | ||
類型 | 型式 | 大型 | 標準 | ||
膜材 | 高強度タイプ | 標準タイプ | |||
類型 | 高さ[注水時](cm) | 110[100] | 70[60] | ||
幅(cm) | 110[100] | 70[60] | |||
全長(cm) | 400 | 600 | |||
容量(m3) | 約4.4 | 約2.5 | |||
乾燥重量(kg) | 約30 | 約30 | 約20 | ||
材質 | 基布:ポリエステル100%、コーティング樹脂:ポリ塩化ビニル(PVC) | ||||
類型 | 厚さ(mm) | 0.85 | 0.47 | ||
引張強さ(N/3cm) | 縦 | 1962以上 | 1368以上 | ||
横 | 1962以上 | 1230以上 | |||
伸び率(%) | 縦 | 35以下 | 30以下 | ||
横 | 35以下 | 30以下 | |||
適応 | 適応水深 | 80cm以下 | 50cm以下 | ||
適応場所 | ・堤防上に適応可能 ・河川上中流部など流木等の流下物あるような場所や年河川で投棄物がながれてくるような場所への適応に「高強度タイプ」を推奨 |
・堤内地など(堤防上は適用不可) ・流下物が流れてこない場所で内水氾濫対策等 |
製品のラインナップ
高強度タイプ(A-80、A-50)
高強度タイプの膜材(シート)を使用し堤防上に適用可能。また、河川上中流部など流下物があるような場所や都市河川で投棄物が流れてくるような場所に対応。
標準タイプ(B-50)
堤内地などでの使用に適する。流下物のない場所で内水氾濫対策。